いつもハチマル珈琲焙煎所をご利用いただき、ありがとうございます。
このたび、2025年11月1日(土)より
一部商品の価格を改定させていただくことになりました。
なぜ今、価格改定なのか
ここ数年、
「コーヒーもどんどん値上がりしてるね」と
お客様から言われることが増えました。
本当にその通りで、原料となる生豆の仕入れ価格をはじめ、
袋やドリップ資材、配送コストなど、
ほぼすべてのコストが上がり続けています。
うちは大阪・八尾の小さなお店です。
人通りはほとんどなく、通りがかりよりも、
**近隣の方や「わざわざ足を運んでくださるお客様」**が
ほとんど。
そんな方々に支えられて、ここまで続けてこられました。
2020年のオープン当初と比べると、
コーヒー生豆の相場はこの数年で数倍上がりました。
仕入れめちゃくちゃ大変です。
それでも、ハチマルのコーヒーは、
スペシャルティコーヒーの相場としては
今もお求めやすい価格だと思っています。
それは、
都市型のお店ではなく、この八尾という場所で、
コツコツと焙煎を重ね、できるだけ無駄を
なくして続けてきたから。
同じクオリティのコーヒーを、
大阪市内なら1杯1,000円、
東京なら1,500円することも
珍しくない中で、
自分たちは胸を張って、
同じレベルの品質を
この価格で届けているという自信があります。
そして正直なところ、
自分たちの生活も決して楽ではありません。
1ヶ月、2ヶ月先の見通しが
立たないような状況が
ずっと続いています。
それでも「なんとか続けたい」と思えるのは、
支えてくださるお客様がいるからこそです。
だからこそ、品質を落とすことなく、
これからも誠実にコーヒーを届けたい。
その想いと責任を守るための改定です。
できる限り、今までの価格で
これまで5年間、できる限り価格を据え置き、
原材料の高騰や資材コストの上昇にも、
できる限りの工夫を重ねてきました。
ただ、これからの持続的な運営を考えると、
今回の価格改定は避けられない判断となりました。
改定幅は最小限に抑え、
できる限り「いつもの価格に近い形」で
続けられるよう努めています。
“少しでもいい時間”を変わらずに届けたい
今回の改定は、苦渋の決断ではありますが、
これからも
「一杯のコーヒーで、日々に少しのやすらぎを」}
その想いを守るための見直しです。
コーヒーが“ただの飲み物”ではなく、
誰かの暮らしの中の
“少しだけ豊かな時間”で
あり続けるように。
そのために品質・焙煎・お届けの仕組みを、
これからも丁寧に整えていきます。
最後に
いつも支えてくださる皆さまへ、
いつも本当にありがとうございます。
この改定は、僕たちにとっても
次のステップです。
これからも、変わらず日々の
“ちょっといい時間”をつくる
お手伝いができれば嬉しいです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ハチマル珈琲焙煎所 店主