01
基本情報
SOURCE: WCR「KENYA」国別ページ
- 国名
- ケニア
- 世界輸出ランキング
- 17位ICO統計、2022〜2024年平均
- コーヒー産業の規模
- 約800,000世帯の小規模農家を支える基幹輸出作物
- 研究機関
- Coffee Research Institute(CRI)。Kenya Agricultural and Livestock Research Organization(KALRO)傘下
- コーヒー研究の歴史
- 1908年に正式な研究開始。1944年、植民地政府主導でRuiru研究ステーション設立。2014年より研究がKALRO管轄に移行し、同年以降World Coffee Researchとの協力も開始
- 主な歴史的品種
- SL28・SL14・SL34(20世紀初頭に開発)。近年は耐病性品種のBatian・Ruiru11への植え替えが進み、2019年時点で約300,000世帯が導入
- 評価される特徴
- 「highest quality arabica coffees」の一つとされ、酸味・インテンシティ・複雑な風味が評価される一方、病害虫の圧力が強いともWCRは記載
小規模農家による生産比率(Enveritas Global Farmer Study, 2018)
小規模農家 65%その他の生産形態 35%
02
品質・価格の仕組み:Nairobi Coffee Exchange
SOURCE: NCE 公式サイト
COEではなく独自の取引所制度であることの明記。 ケニアはカップ・オブ・エクセレンス(ACE主催)の開催国に含まれていない(2026年7月14日時点でACE公式情報を確認)。品質評価と価格形成は、政府系機関が関与するNairobi Coffee Exchange(NCE)の週次オークションとグレード分けが中心的な役割を果たしている。
- 運営
- ケニア農業・畜産開発省、資本市場庁(CMA)、農業食糧庁(AFA)、中央銀行、協同組合銀行など複数の政府系機関が関与
- 取引の仕組み
- Direct Settlement System(DSS)とTrading Portal(ライブオークション)、Warehouse Receipt System Council(WRSC)との連携による取引プラットフォーム
- グレード区分
- AA(最上位)・AB・PB・C等、豆のサイズ等による等級分け
- 開催頻度
- 週1回のライブオークション
2025年シーズン中の高値ロット例
KII Factory(Rung'eto FCS、Kirinyaga county)$523/50kg
グレード:AA/2025年11月のセールで当該シーズン最高値。ケニア農業報道(Kilimo News等)による
2025年シーズンは週次オークションの累計取引額がKSh 38.74billion(史上最高)に達したと、ケニアの経済メディア(Daily Nation等)が報じている。同シーズン、Mathira(Nyeri county)のGachuiroロットが1袋あたり$529で落札された例も報じられている。
03
今後追加すべき項目
- グレード区分の正式な定義 — AA/AB/PB/C等のスクリーンサイズ基準について、AFA(農業食糧庁)等の一次資料での裏付けを追加予定。
- 標高帯・気候の詳細データ — Nyeri・Kirinyaga・Muranga等、主要産地ごとの標高帯データを一次資料で確認できる範囲に限定して追加予定。
- 収穫時期 — メインクロップ/フライクロップの一般的な時期。断定を避けた表現で追加予定。
- 日本への輸入量 — 全日本コーヒー協会のデータで裏付けが取れれば追加。
- 2025年シーズン全体の統計の一次資料確認 — 現状はケニアの経済・農業メディア報道のみに依拠しており、AFA等の公式統計での裏付けが望ましい。
- World Coffee Research「Kenya」国別ページ(worldcoffeeresearch.org/countries/kenya、2026年7月14日取得)
- Nairobi Coffee Exchange 公式サイト(nairobicoffeeexchange.co.ke、2026年7月14日取得)
- Kilimo News、Daily Nation(ケニア国内メディア)によるNCE 2025年シーズン取引実績の報道(2025年、2026年7月14日確認)