品種ページ / Variety
SL28Scott Labs 28
1930年代、ケニアのScott Agricultural Laboratories(植民地時代の研究機関)が「Tanganyika Drought Resistant」というブルボン系統から選抜した品種。1935年に正式にカタログ化された。樹齢60〜80年でも依然生産性を保つ木があり、ケニアコーヒーを特徴づける強い酸味とベリー様のフレーバーで世界的に知られている。
- 最適標高帯
- 高(緯度依存、700〜1,200m以上)
- 豆のサイズ
- 大きい
- さび病耐性
- 低い・感受性あり▼
- 収穫量
- 低い▼
01
基本情報
SOURCE: WCR VARIETY CATALOG
- 品種名
- SL28Scott Labs 28
- 系統・成り立ち
- 「Tanganyika Drought Resistant」と呼ばれるブルボン系統からの選抜
- 育成機関
- Scott Agricultural Laboratories(ケニア、植民地時代の研究機関)
- カタログ化年
- 1935年
- 遺伝的系統区分
- ブルボン・ティピカ群Bourbon genetic background(遺伝子解析で確認済み)
- その他の特記
- 樹齢60〜80年に達した木でも依然生産性を保つ個体があるとWCRが記載
02
詳細スペック
SOURCE: WCR CATALOG, 2026-07-14 取得
評価の目安:
▲ 良好
● 標準
▼ 要注意
— WCRカタログ自身の区分(Low/Medium/High/Exceptional等)をそのまま可視化したもの
最適標高帯は緯度により変動する — WCRカタログの目安を可視化:
- 樹形
- 高いTall
- 新芽の葉色
- 緑
- 豆のサイズ
- 大きいLarge
- 収穫量ポテンシャル
- 低い▼
- 高標高での品質ポテンシャル
- 卓越Exceptional▲
- さび病(CLR)耐性
- 低い・感受性あり▼
- 線虫耐性
- 感受性あり▼
- コーヒーベリー病(CBD)耐性
- 感受性あり▼
- 初収穫までの年数
- 3年目
- 必要な栄養レベル
- 低い▼
- 果実の成熟時期
- 不明Unknown(WCR未記載)
- 生豆歩留まり
- 高いHigh▲
- 推奨植栽密度
- 1,000〜2,000本/ha(単幹剪定の場合)
その他の栽培上の注記。 SL28は1930年代にケニアで選抜された後、ウガンダや中南米にも広がったとWCRは記載している。乾燥耐性のある系統由来だが、主要病害(さび病・線虫・CBD)には総じて感受性が高く、防除管理を要する。
03
今後追加すべき項目
- SL28のケニア国外での栽培実績 — ウガンダ・中南米への拡散について、WCR以外の一次資料での裏付けが必要。
- ケニア国内での栽培比率 — SL28・SL34・Ruiru11・Batian等、品種別の作付け比率データを今後追加予定。
- 官能評価用語との対応 — ブラックカラント・レッドフルーツ等の風味傾向は業界で広く語られるが、WCR Sensory Lexicon準拠での裏付け表現に置き換えて追記予定。
- World Coffee Research, Variety Catalog「SL28」(varieties.worldcoffeeresearch.org、2026年7月14日取得)