
「ハチマルでは久しぶりのニカラグアです。飲んだ瞬間、すっきりしてるのに、ちゃんと甘い。」
柑橘系の明るい酸味がさっと入ってきて、そのあとじんわりと甘みが残る。重くなく、でも薄くもない。バランスが取れていて、毎日飲みたくなる一杯です。
この豆について
ニカラグア北部、ホンジュラス国境に接するヌエバ・セゴビア県、ディピルト地区。標高1,350mに位置するラ・ラグーナ農園は、バジャダレス・ファミリーが所有する農園です。

品種はカトゥーラ(Caturra)。アラビカ種の中でもコンパクトに育ち、高地での栽培に向いた品種で、この農園の標高と気候にしっかり合っています。
COEでは2015年と2017年に入賞歴もある農園で、品質への姿勢は数字にも出ています。
精製と味わいの方向性
この豆の精製方法はフルウォッシュド(Fully Washed)。コーヒーチェリーの果肉と粘液質(ミューシレージ)をしっかり取り除いてから乾燥させる、クリーンな味わいになりやすい方法です。
ラ・ラグーナ農園では、完熟した実だけを選んで収穫することを徹底しています。それを支えるため、ピッカーには地域の平均より高い賃金を支払っています。収穫後もウェットミルで未完熟豆を再確認・除去し、発酵→洗いの工程でも比重選別を繰り返す。手間をかけることでクリーンな一杯をつくっています。
また、このウェットミル(ベネフィシオ・サン・カルロス)は水の使用量を最小限に抑えたエコロジカルな設計になっています。
産地について|ヌエバ・セゴビア県 ディピルト地区
もともとホンジュラス出身のバジャダレス・ファミリー。45年前、内戦が激化したのを機にニカラグアのオコタルに移り住みました。当時まだコーヒー栽培が少なかったこの土地の可能性を見込んで農地を購入し、その後少しずつ土地を買い足しながら、現在は10の農園を持つまでに成長しています。


現在は4代目のルイス・エミリオ氏とオルマン氏の兄弟が農園を管理。70歳を超えた父のルイス・エミリオ氏も今なお現役で農園に入り、牛の世話をしながら働いています。家族で積み上げてきた農園です。
味わいの印象
柑橘系の明るい酸味
最初に感じるのは、オレンジやライムを思わせる爽やかな酸味。とがった印象ではなく、透明感のある鮮やかさです。
じんわり広がる甘み
酸味のあとに追いかけてくるような甘み。ぼんやりしていなくて、ちゃんと輪郭がある。この酸と甘のバランスが「すっきりしてるのに甘い」という印象をつくっています。
丸みのあるまとまり感
後味はすっと消えていく。クリーンで、重さが残らない。飲み終わったあとも口の中が気持ちいい一杯です。
基本情報
| 生産国 | ニカラグア |
| 生産地域 | ヌエバ・セゴビア県 ディピルト地区 |
| 農園 | ラ・ラグーナ農園(バジャダレス・ファミリー) |
| 標高 | 1,350m |
| 品種 | カトゥーラ(Caturra) |
| 精製方法 | フルウォッシュド |
| 焙煎度 | ★★★☆☆ |
