HACHIMARU COFFEE ROASTERY
用語集 / Sensory Lexicon

紅茶Black tea

茶葉の酸化に結びつけられる、やや茶色く、カビたような、乾いた植物・乾いた樹皮のアロマ。

カテゴリ:Floral(フローラル)
01

属性データ

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
属性名
紅茶Black tea
カテゴリ分類
Floral(フローラル)
レファレンス数
2件
強度スコア
アロマ:8.0、フレーバー:7.0(0〜15点スケール)

WCRの0〜15点強度スケール上での位置(フレーバー 7.0/アロマ 8.0)

0
なし
4
識別できるが弱い
8
中度に強い
12
非常に強い
15
極端に強い
フレーバー 7.0
アロマ 8.0
翻訳についての注記。 この定義文はWCR Sensory Lexicon(英語原文、Version 2.0・2017年)から当サイトが翻訳したものであり、WCR公式の日本語訳ではありません。属性ごとの公式日本語訳は、現時点で入手できた資料の中には含まれていませんでした。
02

レファレンス(参照物質)と調製手順

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0

レキシコンは属性ごとに参照物質・強度スコア・調製手順を組で定めている。手順どおりに作らなければ、その参照は定められた強度を表さない。以下は原典の記載を訳したもの。

アロマ8.0Lipton ブラックティー(茶葉)

調製:ティーバッグを1つ切り開き、茶葉を中型のスニフターに入れる。供する直前に、茶葉の上から小さじ1杯の湯をかける。

フレーバー7.0Lipton ブラックティー(抽出液)

調製:ティーバッグ1個を熱湯1カップに入れ、5分間抽出する。冷ましてから1オンス(約30mL)のカップで供し、プラスチックの蓋をする。

03

読むときの注意点

⭐ 「紅茶」がFloral(フローラル)カテゴリに入っている。 花の香りのカテゴリに紅茶が含まれるのは意外に見えるが、原典の定義は「茶葉の酸化(oxidization)に結びつけられる」と、製法に踏み込んで書かれている。カテゴリはあくまで感覚上の近さでまとめられたもので、素材の分類ではない——同じことはハチミツ(Sweetカテゴリ)やカモミールにも言える。
アロマの調製だけが特殊である。 他の多くの属性が「淹れた液を嗅ぐ」のに対し、紅茶のアロマ参照はティーバッグを切り開いて乾いた茶葉をグラスに入れ、供する直前に小さじ1杯の湯をかけるという手順になっている。抽出液ではなく湯気の立った茶葉そのものの香りを基準にしているということで、この一手間で強度8.0という高い値が成立している。
カッピングで「紅茶のような」と言うときの位置づけ。 紅茶様のニュアンスはケニアやエチオピアのコーヒーの表現でよく使われるが、レキシコンはその評価の良し悪しには触れていない。強度スコアは参照物質の強さを示すだけで、品質の高低を意味しない。当サイトの用語集一覧にこの注意をまとめてある。
04

同じカテゴリ(Floral)の用語

同じ Floral カテゴリの属性。当サイトはこのカテゴリの掲載をそろえているので、定義と強度スコアを並べて比べられる。

  1. World Coffee Research「Sensory Lexicon Unabridged Definition and References」Version 2.0(2017年)— 定義・レファレンス・強度スコア・調製手順
  2. 同資料の解説部(Introduction)— 0〜15点スケールの意味、参照物質の考え方、第2版での変更点