HACHIMARU COFFEE ROASTERY
用語集 / Sensory Lexicon

消毒薬様Medicinal

絆創膏、アルコール、ヨードのような消毒薬を思わせる、清潔で無菌的なアロマ。

カテゴリ:Chemical(化学的)
01

属性データ

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
属性名
消毒薬様Medicinal
カテゴリ分類
Chemical(化学的)
レファレンス数
4件
強度スコア
アロマ:3.0/5.0/6.0(0〜15点スケール)

WCRの0〜15点強度スケール上での位置(アロマ 3.0/アロマ 5.0/アロマ 6.0)

0
なし
4
識別できるが弱い
8
中度に強い
12
非常に強い
15
極端に強い
アロマ 3.0
アロマ 5.0
アロマ 6.0
翻訳についての注記。 この定義文はWCR Sensory Lexicon(英語原文、Version 2.0・2017年)から当サイトが翻訳したものであり、WCR公式の日本語訳ではありません。属性ごとの公式日本語訳は、現時点で入手できた資料の中には含まれていませんでした。
02

レファレンス(参照物質)と調製手順

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0

レキシコンは属性ごとに参照物質・強度スコア・調製手順を組で定めている。手順どおりに作らなければ、その参照は定められた強度を表さない。以下は原典の記載を訳したもの。

アロマ3.0ヨード(ヨードチンキ)

調製:ヨードを1/4カップ、中型のスニフターに入れて蓋をする。

アロマ5.0アルコール

調製:アルコールを1/4カップ、中型のスニフターに入れて蓋をする。

アロマ6.0Le Nez du Café no.35「medicinal(薬品)」

調製:大型のスニフターに入れた脱脂綿にエッセンスを1滴落とし、蓋をする。

アロマ6.0Band-Aid プラスチックストリップ(絆創膏)

調製:絆創膏を1枚、中型のスニフターに入れて蓋をする。

03

読むときの注意点

⭐ 参照のひとつが「アルコール」——別カテゴリの属性名そのものである。 Alcohol/Fermentedカテゴリにはアルコールという独立した属性があり、その参照は5倍に薄めたウォッカ(アロマ5.0)。この属性の2つ目の参照はアルコールそのもの(アロマ5.0)である。同じ語が、片方では属性の名前、片方では別の属性を測る物差しとして使われている。しかも点数まで同じ5.0という偶然が重なっている。
絆創膏が参照になっている。 Band-Aidの絆創膏を1枚、スニフターに入れる——コーヒーの世界では「バンドエイド臭」という言い方が実際に使われることがあるが、レキシコンはその表現を採用せず、絆創膏を参照物質として使っている。「〜のような匂い」という比喩ではなく、現物を嗅いで基準をそろえるという設計が徹底している。
参照が4件そろっており、3.0から6.0の段階になっている。 ヨード3.0/アルコール5.0/エッセンス6.0/絆創膏6.0。いずれも身近な消毒・救急用品で構成されており、実験室の試薬を必要としない。カビ・湿ったが化合物だけで構成されているのと対照的である。
04

同じカテゴリ(Chemical)の用語

同じ Chemical カテゴリの属性。当サイトはこのカテゴリの掲載をそろえているので、定義と強度スコアを並べて比べられる。

  1. World Coffee Research「Sensory Lexicon Unabridged Definition and References」Version 2.0(2017年)— 定義・レファレンス・強度スコア・調製手順
  2. 同資料の解説部(Introduction)— 0〜15点スケールの意味、参照物質の考え方、第2版での変更点