HACHIMARU COFFEE ROASTERY
用語集 / Sensory Lexicon

カビ・湿ったMoldy/Damp

湿って閉ざされた空間や地下室に結びつけられるアロマ。カビ臭く、鋭く、わずかに青いことがある。

カテゴリ:Earthy(土っぽさ)
01

属性データ

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
属性名
カビ・湿ったMoldy/Damp
カテゴリ分類
Earthy(土っぽさ)
レファレンス数
3件
強度スコア
アロマ:6.0/10.0(0〜15点スケール) ほかに強度スコアを持たない参照が1件

WCRの0〜15点強度スケール上での位置(アロマ 6.0/アロマ 10.0/スコアを持たない参照が1件ある)

0
なし
4
識別できるが弱い
8
中度に強い
12
非常に強い
15
極端に強い
アロマ 6.0
アロマ 10.0
翻訳についての注記。 この定義文はWCR Sensory Lexicon(英語原文、Version 2.0・2017年)から当サイトが翻訳したものであり、WCR公式の日本語訳ではありません。属性ごとの公式日本語訳は、現時点で入手できた資料の中には含まれていませんでした。
02

レファレンス(参照物質)と調製手順

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0

レキシコンは属性ごとに参照物質・強度スコア・調製手順を組で定めている。手順どおりに作らなければ、その参照は定められた強度を表さない。以下は原典の記載を訳したもの。

アロマ6.02-エチル-1-ヘキサノール(10,000 ppm)

調製:脱脂綿に1滴落とし、中型のスニフターで供して蓋をする。

アロマ10.02,3,5,6-テトラクロロアニソール

調製:0.1グラムを中型のスニフターに入れ、蓋をする。

種別の記載なしスコアなしFlavorActiV「moldy-damp」(2,4,6-トリクロロアニソール)

調製:FlavorActiV社のパッケージの指示に従って調製する。

03

読むときの注意点

⭐ 参照が3件とも化学物質で、食品がひとつもない。 当サイト掲載の66属性の中で、参照がすべて単離された化合物である属性はごく少ないカビ臭・土っぽいには園芸用土、カビ臭・ほこりっぽいには小麦胚芽という現物があるのに対し、この属性は化合物だけで定義されている。再現できる現物を用意しにくい匂いであることの表れと読める(原典は理由を書いていない)。
FlavorActiVの標準品はトリクロロアニソールである。 この化合物は、ワインの世界でコルク臭(ブショネ)の原因物質として広く知られている。レキシコンはそうした背景を書かず、あくまで「カビ・湿った」の参照として登録している——当サイトも用途の記述にとどめる(化合物の一般的な知名度についての補足は当サイトによるもの)。
04

同じカテゴリ(Earthy)の用語

同じ Earthy カテゴリの属性。当サイトはこのカテゴリの掲載をそろえているので、定義と強度スコアを並べて比べられる。

  1. World Coffee Research「Sensory Lexicon Unabridged Definition and References」Version 2.0(2017年)— 定義・レファレンス・強度スコア・調製手順
  2. 同資料の解説部(Introduction)— 0〜15点スケールの意味、参照物質の考え方、第2版での変更点