01
属性データ
SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
- 属性名
- ワイン様Winey
- カテゴリ分類
- Alcohol/Fermented(アルコール・発酵様)
- レファレンス数
- 1件
- 強度スコア
- アロマ:10.0(0〜15点スケール)
WCRの0〜15点強度スケール上での位置(アロマ 10.0)
0
なし
4
識別できるが弱い
8
中度に強い
12
非常に強い
15
極端に強い
アロマ 10.0
翻訳についての注記。 この定義文はWCR Sensory Lexicon(英語原文、Version 2.0・2017年)から当サイトが翻訳したものであり、WCR公式の日本語訳ではありません。属性ごとの公式日本語訳は、現時点で入手できた資料の中には含まれていませんでした。
02
レファレンス(参照物質)と調製手順
SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
レキシコンは属性ごとに参照物質・強度スコア・調製手順を組で定めている。手順どおりに作らなければ、その参照は定められた強度を表さない。以下は原典の記載を訳したもの。
アロマ10.0Yellow Tail カベルネ・ソーヴィニヨン
調製:ワイン1/2カップを大型のスニフターに入れ、蓋をする。
03
読むときの注意点
⭐ このカテゴリで突出して高い10.0。 同じカテゴリの他の属性は
アルコール5.0、
ウイスキー5.5、
発酵5.0と7.0、
過熟6.5。その中で
ワイン様だけが10.0で、0〜15のスケールでは「8=中度に強い」を超えて「12=非常に強い」に近い位置にある。
しかも器具も量もウイスキーと同じ(1/2カップ・大型スニフター)で、条件を揃えたうえでこの差がついている。
定義が他カテゴリの語で組み立てられている。 「
鋭く刺激的で、いくらかフルーティーな、アルコールを思わせる」——Fruityカテゴリの語とAlcohol属性の語が定義文の中に同居している。ワイン様は単独の香りではなく、
複数の性質の重なりとして定義された属性である。同じ書かれ方は
チョコレートにも見られる。
⭐ レキシコンは「ワイン様は良い、発酵は悪い」とは言わない。 コーヒーの世界では「ワイン様(winey)」が褒め言葉として、「発酵(fermented)」が欠点として語られることがある。しかしこの2つは原典では同じカテゴリに並ぶ対等な属性であり、レキシコン自身が「良い属性・悪い属性というカテゴリを持たず、コーヒーの品質を順位づけることもできない、純粋に記述的な道具である」と明記している。原典はさらに、伝統的に欠点とされてきた属性(PhenolやMustyなど)を収録しているのはそれらを記述する必要があるからであって、欠点の一覧を作るためではないとも述べている。良し悪しの判断は、レキシコンの外側で行われる。
04
同じカテゴリ(Alcohol/Fermented)の用語
同じ Alcohol/Fermented カテゴリの属性。当サイトはこのカテゴリの掲載をそろえているので、定義と強度スコアを並べて比べられる。
- World Coffee Research「Sensory Lexicon Unabridged Definition and References」Version 2.0(2017年)— 定義・レファレンス・強度スコア・調製手順
- 同資料の解説部(Introduction)— 0〜15点スケールの意味、参照物質の考え方、第2版での変更点