HACHIMARU COFFEE ROASTERY
用語集 / Sensory Lexicon

過熟Overripe/Near fermented

最適な熟度を過ぎた果実や野菜に特徴的な、甘く、わずかに酸っぱく、湿った、カビ臭・土っぽさのあるアロマ。

カテゴリ:Alcohol/Fermented(アルコール・発酵様)
01

属性データ

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
属性名
過熟Overripe/Near fermented
カテゴリ分類
Alcohol/Fermented(アルコール・発酵様)
レファレンス数
2件
強度スコア
アロマ:6.5、フレーバー:6.5(0〜15点スケール)

WCRの0〜15点強度スケール上での位置(アロマ・フレーバー 6.5)

0
なし
4
識別できるが弱い
8
中度に強い
12
非常に強い
15
極端に強い
アロマ・フレーバー 6.5
翻訳についての注記。 この定義文はWCR Sensory Lexicon(英語原文、Version 2.0・2017年)から当サイトが翻訳したものであり、WCR公式の日本語訳ではありません。属性ごとの公式日本語訳は、現時点で入手できた資料の中には含まれていませんでした。
02

レファレンス(参照物質)と調製手順

SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0

レキシコンは属性ごとに参照物質・強度スコア・調製手順を組で定めている。手順どおりに作らなければ、その参照は定められた強度を表さない。以下は原典の記載を訳したもの。

アロマ6.5過熟したバナナ

調製:過熟したバナナを冷凍する。冷凍したバナナを電子レンジで1分加熱する。加熱したバナナをつぶす。つぶしたものを小さじ1杯、中型のスニフターに入れて蓋をする。

フレーバー6.5過熟したバナナ

調製:同じ手順で加熱・粉砕したものを、1オンス(約30mL)のカップに入れ、プラスチックの蓋をする。

03

読むときの注意点

⭐ 属性名そのものが「発酵の一歩手前」と言っている。 原典の名称は Overripe/Near fermented——「過熟/発酵に近い」である。属性の名前が、同じカテゴリの別の属性(発酵)との位置関係で付けられているのは、110属性の中でも珍しい。熟しすぎと発酵が地続きの現象として捉えられていることが、命名そのものに表れている。
アロマとフレーバーが同じ6.5。 同じ参照物質でも、ピーナッツは8.5と7.5、ダークチョコレートは6.0と11.0のように嗅いだときと口に含んだときで点数が食い違う属性が多い中で、この属性は両方とも6.5でそろっている。食い違いのほうが普通で、一致しているほうが例外的である。
定義に他カテゴリの語が入っている。 「湿った、カビ臭・土っぽさのある」という部分は、Earthyカテゴリのカビ臭・土っぽいの語である。果実の甘さと土っぽさが同居しているのが、この属性の書かれ方である。
収穫の「完熟」の話と直接は結びつけられていない。 当サイトの収穫ページでは、FAOの資料をもとに完熟したチェリーだけを摘むことの重要性を扱っている。熟しすぎたチェリーが混ざることとこの属性を直接結びつけた記述はレキシコンにはないため、当サイトでは両者を並べるにとどめ、因果としては書かない。
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同じカテゴリ(Alcohol/Fermented)の用語

同じ Alcohol/Fermented カテゴリの属性。当サイトはこのカテゴリの掲載をそろえているので、定義と強度スコアを並べて比べられる。

  1. World Coffee Research「Sensory Lexicon Unabridged Definition and References」Version 2.0(2017年)— 定義・レファレンス・強度スコア・調製手順
  2. 同資料の解説部(Introduction)— 0〜15点スケールの意味、参照物質の考え方、第2版での変更点