HACHIMARU COFFEE ROASTERY
産地ページ / Origin

インドネシアIndonesia

世界輸出量第4位のコーヒー生産国(ICO)。生産量の80%をロブスタ種が占める一方、スマトラ島・ガヨ高地など一部地域では地理的表示(GI)保護を受けるアラビカ種の産地としても知られる。1911年設立のICCRI(インドネシアコーヒーカカオ研究所)が品種改良の中心的役割を担う。

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インドネシアの位置。小さな世界地図の枠は、この地図が世界のどこを切り取っているかを示す。地図データ:Natural Earth(パブリックドメイン)
世界輸出ランキング
4位(ICO, 2022〜2024年平均・WCR)
輸出額
15億米ドル超(WCR)
ロブスタの割合
国内生産量の80%
研究機関
ICCRI(1911年設立)
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基本情報

SOURCE: World Coffee Research国別ページ/ICCRI公式サイト
国名
インドネシア共和国
世界輸出ランキング
4位(ICO統計、2022〜2024年平均、WCR経由)。世界輸出シェアの約5%を占める
輸出額
15億米ドル超。就労人口は177万人(WCR)
種の構成
ロブスタ種が国内生産量の80%を占める。残りのアラビカ種は、多くがスペシャルティ品質として高値で取引される(WCR)
生産構造
生産の99%が小規模農家(Enveritas Global Farmer Study, 2018)。典型的な農園規模は1ha未満
課題
コーヒー栽培面積の約70%が改植・再生を必要とする老朽状態にあるとWCRは指摘。主要因はコーヒーさび病、優良な品種苗へのアクセス不足、普及体制の分散化
研究機関
ICCRI(Indonesian Coffee and Cocoa Research Institute)。1911年、東ジャワ州ジェンバルに「Besoekisch Proefstation」として設立。2013年、コーヒー分野の「Center of Excellence」に指定された
研究拠点
アルングサリ試験場(Andungsari、標高1,200m)はアラビカ種の遺伝資源保存拠点。カリウィニン(Kaliwining)・スンベラシン(Sumberasin)試験場はロブスタ種・カカオの実地研究拠点
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品種と主要産地

SOURCE: World Coffee Research国別ページ

アラビカ種の主要産地として、地理的表示(GI)保護を受ける「スマトラ」「ガヨ(Gayo、アチェ州の高地)」がWCRの資料内で挙げられている。ICCRIが開発した代表的なアラビカ品種として「コマスティ(Komasti)」があり、6つの遺伝子型から構成され、早期結実・大粒の果実・コーヒーさび病耐性が評価されている(WCR)。

日本の銘柄名では、インドネシアの地名が4つも定義されている。 「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」の別表2は、マンデリン(北スマトラ州及びアチェ州、ただしタケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く)、ガヨマウンテン(スマトラ島タケンゴン地区)、トラジャ(スラウェシ島トラジャ地区)、カロシ(スラウェシ島カロシ地区)を定義しており、1か国から4つの銘柄名が挙がっているのは別表2の中でインドネシアだけである。日本市場でインドネシア産アラビカが地域名で流通してきたことの表れといえる。→コーヒーの銘柄名とは
スラウェシ・ジャワ・フローレス等の島別産地情報は今回未着手。 インドネシアはスマトラ島以外にも、スラウェシ(トラジャ)、ジャワ、バリ、フローレスなど複数の島で栽培が行われることが業界内では広く知られているが、各島の生産量・品種構成を一次資料で裏付けられていないため、今回は記載を見送った。
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独自の精製方法:ギリンバサ(Giling Basah)

インドネシアのコーヒー産地では「ギリンバサ(Giling Basah、直訳で「湿式挽き」)」と呼ばれる、他の産地にはあまり見られない精製方法が広く使われているとされる。通常のウォッシュド精製ではパーチメントを水分値10%程度まで乾燥させてから脱穀するのに対し、ギリンバサでは水分値30〜40%という高い含水率の段階でパーチメントを脱穀し、その後生豆の状態で仕上げ乾燥(水分値11〜12%程度まで)を行う。多湿なインドネシアの気候下で乾燥期間を短縮するための工夫とされる。

この項目は一次資料での裏付けができていない。 当サイトが定める7団体(WCR/SCA/CQI/ACE/ICO/AJCA/SCAJ)のいずれからも、ギリンバサに関する一次資料をまだ見つけられていない。上記の説明は業界内で広く一致している内容だが、業界内の慣用知識として扱い、今後ICOやCQIの精製方法教材等での裏付けを探す。
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今後追加すべき項目

  1. World Coffee Research「Indonesia」国別ページ(worldcoffeeresearch.org/countries/indonesia、2026年8月5日取得)
  2. Pusat Penelitian Kopi dan Kakao(ICCRI)公式サイト、Profil頁(iccri.co.id/profil-en/、2026年8月5日取得)
  3. International Coffee Organization「Table 1: Exports of All Forms of Coffee by Exporting Countries」MTS-0324(2024年3月発行、2026年8月5日取得)