01
属性データ
SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
- 属性名
- 焦げBurnt
- カテゴリ分類
- Roasted(焙煎香)
- レファレンス数
- 4件
- 強度スコア
- アロマ:4.5/8.0、フレーバー:3.0/7.5(0〜15点スケール)
WCRの0〜15点強度スケール上での位置(フレーバー 3.0/アロマ 4.5/フレーバー 7.5/アロマ 8.0)
0
なし
4
識別できるが弱い
8
中度に強い
12
非常に強い
15
極端に強い
フレーバー 3.0
アロマ 4.5
フレーバー 7.5
アロマ 8.0
翻訳についての注記。 この定義文はWCR Sensory Lexicon(英語原文、Version 2.0・2017年)から当サイトが翻訳したものであり、WCR公式の日本語訳ではありません。属性ごとの公式日本語訳は、現時点で入手できた資料の中には含まれていませんでした。
02
レファレンス(参照物質)と調製手順
SOURCE: WCR SENSORY LEXICON v2.0
レキシコンは属性ごとに参照物質・強度スコア・調製手順を組で定めている。手順どおりに作らなければ、その参照は定められた強度を表さない。以下は原典の記載を訳したもの。
アロマ4.5二硫化ベンジル
調製:二硫化ベンジル0.1グラムを中型のスニフターに入れ、蓋をする。
フレーバー7.5生の皮むきピーナッツを焙焼しすぎた状態(20分)
調製:オーブンを425°F(約218℃)に予熱し、パーチメント紙を敷いた天板にピーナッツを重ならないように広げて20分焙焼する。ピーナッツは焦げた状態になる。1オンス(約30mL)のカップで供し、プラスチックの蓋をする。
アロマ8.0Alf's Natural Nutrition レッドウィートシリアル
調製:シリアルを大さじ1杯、中型のスニフターに入れて蓋をする。
フレーバー3.0Alf's Natural Nutrition レッドウィートシリアル
調製:シリアルを大さじ1杯、1オンス(約30mL)のカップに入れ、プラスチックの蓋をする。シリアルは2粒ずつ味わうこと。
03
読むときの注意点
⭐⭐ 焙煎香では15.0だった同じピーナッツが、ここでは7.5である。 焙煎香の4つ目の参照と、この属性の2つ目の参照は
調製手順まで一字一句同じ(425°Fで20分)。それでも
焙煎香として15.0、焦げとして7.5と評価が倍違う。
「焦げるほど焙煎した豆」は、焙煎香としては極端に強いが、焦げという属性としては中程度——という読み方になる。
点数は物質の性質ではなく、どの物差しに載せたかで決まる。
同じシリアルが、アロマ8.0とフレーバー3.0で5.0も開いている。 Alf's のレッドウィートシリアルは、
嗅ぐと8.0、口に含むと3.0。同じシリアルは
刺すような焦げ臭の参照でもあり、そちらでは
アロマ3.0/フレーバー3.0である。
1つの食品が2つの属性に登場し、しかも片方だけ点数が大きく違う。
二硫化ベンジルは3つの属性で少しずつ違う点数を持つ。 この化合物は
スモーキーで3.5、
灰っぽいで4.0、この属性で4.5。
いずれも0.1グラムを中型のスニフターに入れるという同一の調製で、
0.5点ずつ階段状にずれている。焙煎香カテゴリの中で、煙・灰・焦げが連続した近い概念として並んでいることが数値に表れている。
04
同じカテゴリ(Roasted)の用語
同じ Roasted カテゴリの属性。当サイトはこのカテゴリの掲載をそろえているので、定義と強度スコアを並べて比べられる。
- World Coffee Research「Sensory Lexicon Unabridged Definition and References」Version 2.0(2017年)— 定義・レファレンス・強度スコア・調製手順
- 同資料の解説部(Introduction)— 0〜15点スケールの意味、参照物質の考え方、第2版での変更点